国際会議発表
Clima 2022
機械専攻 熱流体システム研究室の山田理央君(修士2年)畦町大哉君(修士1年)が, 現地オランダとオンラインでハイブリッド開催された国際学会 Clima 2022で研究成果を発表しました.
山田君の研究では,手術においてレーザメスや電気メスを使用した際に発生するサージカルスモークが手術室内に拡散する性状をシミュレートし,医療従事者がサージカルスモークを吸引しないための対策について分析しました.この結果は,病院における感染拡大防止に役立てることができます.
畦町君の研究では,人間が姿勢を変化させることによって血流が影響を受けることを踏まえ,姿勢と重力方向が「暑さ」「寒さ」などの感覚である温冷感に及ぼす影響を実験とシミュレーションによって明らかにしました.これによって,宇宙滞在中の人体血流への影響を予測できることにつながります.
ASGSR 2022
機械専攻 熱流体システム研究室 の修士2年 碓井択郎君と古山史萌さんが、11/9-12にアメリカのヒューストンにて開催された国際学会 38th Annual Meeting for the American Society for Gravitational and Space Research (ASGSR 2022) にて研究成果を発表しました。
碓井君は、溶けた金属を電磁場や静電場、ガスジェット等で浮遊させた時の液滴内の熱流動の数値シミュレーション技術を向上させた成果についてポスター発表しました。
古山さんは、近い将来の有人月面探査の居住施設の外壁を、月の砂(レゴリス)から製造することを想定した数値シミュレーション技術の研究について発表しました。古山さんはポスター発表以外に、lightning talks と呼ばれる注目研究に選出され、最終日に口頭発表も行いました。
表彰・受賞
日本材料学会第56回X線材料強度に関するシンポジウム最優秀発表賞
強度設計システム研究室博士前期課程2年佐藤 昂平君(指導教授:今福宗行)が,公益社団法人日本材料学会第56回X線材料強度に関するシンポジウム(2022年7月21~22日,於:日本材料学会(京都)およびオンライン同時開催、発表25件)において,最優秀発表賞を受賞しました。
・発表タイトル「Galfenol単結晶合金の実用化に向けた磁歪特性の不安定因子分析」
日本鉄鋼協会第184回秋季講演大会学生ポスターセッション優秀賞
強度設計システム研究室博士前期課程2年佐藤 昂平君(指導教授:今福宗行)が,一般社団法人日本鉄鋼協会第184回秋季講演大会(2022年9月21~23日,於:福岡工業大学)における学生ポスターセッション(発表69件)において,優秀賞を受賞しました.
・発表タイトル「Fe-Ga単結晶合金の磁歪量磁場印加方向依存性を利用した3次元的な初期磁区構造の決定」
自動車技術会2022年春季大会 最優秀賞
強度設計システム研究室の上野 紘豊君(修士2年)が,公益社団法人自動車技術会2022年春季大会(2022年5月26~28日,於:パシフィコ横浜)における学生ポスターセッション(発表38件)において,最も優秀な発表に授与される最優秀賞を受賞しました.
・発表タイトル「高強度電磁鋼板の疲労強度に及ぼす打ち抜き加工の影響」
第3回学生ポスターセッション受賞者(自動車技術会Webサイト)
なお,本研究は株式会社明電舎と本学との共同研究として実施したものです.